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伝統産業・食文化VIEW ALL
お役立ちコラム特集VIEW ALL
筥松・銭湯「梅乃湯」の軌跡 ――跡地で未来をになって
福岡市東区筥松の地で長年、『銭湯・梅乃湯』を営んできた、吉岡昭雄さんにお話を伺いました。 『梅乃湯』は東京オリンピックの前年(1963年)にオープン。 2022年3月まで約59年間にわたり営業。 長く地域に愛された銭湯でした。 @P1※現在の梅乃湯跡(現・NINATTE九州事務所) 『梅乃湯』誕生 公務員で転勤が多かった…
用の美を高める人に聞く~小石原焼の未来~
その名が世界に知れ渡り、日本を代表する焼物の一つとなった「小石原焼」。 世界から「用の美の極致」とまで称えられた小石原焼きだが、その美しい作品たちを作る職人がどんどん高齢になってきている。 作陶家という生き方を選ぶ若い世代はなかなか現れず、その伝統と歴史の後継者が不足している状態だ。 東峰村で父親から家業を受けつぎ、日々作陶に励んでいる「…
茶器と美を作る人に聞く〜窯のある場所〜
九州には様々な焼物が存在している。佐賀の有田焼や長崎の波佐見焼、福岡の小石原焼など様々。 どれも歴史ある焼物だが、それ以外にも福岡には歴史ある焼物が存在していることをご存知だろうか。 福岡は田川郡で脈々と継がれてきた「上野焼」。この焼物は茶器として作られてきた歴史がある。多彩な色彩の釉薬と薄作りの技術によって、器でありながら芸術品のような美…
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緋い炉に立つ人に聞く〜ガラス職人の現状〜
はるか昔、幕末の時代に佐賀で生まれた「肥前びーどろ」。そこから数百年もの間、佐賀の地で守り受け継がれてきた。 ガラス細工といえば、江戸切子や薩摩切子、琉球グラスなど全国あらゆる所にあるが佐賀にも歴史あるガラス工芸が存在している。 1000度を超える窯のなかで硝子を操り、美しくも便利な作品を作り上げていく「副島硝子工業」にガラス職人について尋…
専門家インタビューVIEW ALL
思い出の銭湯で新たな創造を アーティスト『銀ソーダ』
福岡市東区箱崎にある旧銭湯『大學湯』。 昭和7年から約80年間営業を続けた大學湯は、 まるで当時のまま時が止まったような趣のある建物だ。 この銭湯跡地をアトリエ兼コミュニティレンタルスペースとして活用しているのは 箱崎出身のアーティスト、銀ソーダさんである。 大學湯という歴史の詰まった場所で日々新しい作品を生み出し続ける銀ソーダさん。…
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想いと願いを届けるらくがん~後編~
家族の愛に溢れている「楽心堂本舗」。 だが、ただの家族経営のお店ならばここまで魅力的に感じない。いったい何が魅力的なのだろうか。 知子氏にお話を伺っていくと、仕事や生き方にその魅力の種があるような気がしてきた。 「私たちの仕事は生きていく上で絶対必要な商品を作っているっていうわけではないんです。でもうちの商品を買ってくれたお客…
![[ALT]](/a_info/data/PIC-20211117163816.IMG-6441.jpg)
想いと願いを届けるらくがん~前編~
福岡は田川郡福智町。長崎から小倉へと続くシュガーロードの影響で古くは至る所に和菓子屋やらくがん屋があった。 しかし現在は和菓子屋も少なくなり、らくがんを扱う店もほとんどなくなってきてしまっている。 @P1(福智町の風景) そんな状況のなか、らくがんを専門に扱う「楽心堂本舗」がこの福智町にある。 なぜらくがんを専門にしていくこ…
陶の里で未来を想ふ~後編~
決して順風満帆ではなかっただろうが、「鶴見窯元」の歴史と伝統はしっかりと受け継がれてきているようだ。次は、受け継いできたものを未来に託す番になってくる。 「息子が継ぎたいと言ってくれてます。まだどうなるか分からないですけどね。」 父の背中を見て窯を継ぐことを決意した義弘氏と同じように、息子も父の背中を見て継ぐことを考えているようだ。父親…