【正社員求人】教わったわけじゃない。だからこそ、純粋で、強い。有限会社 Factory Eden

有限会社Factory Eden
シルバーアクセサリーやジュエリー/結婚指輪などを取り扱う、ジュエリーショップ・工房。

独学の技で紡ぐ、永遠の誓いと、Factory Edenの100年未来。

明るく温かみのある木目の壁に、大きなガラス窓。
優しく灯る照明の光に導かれるようにして一歩足を踏み入れると、そこには外観の期待を遥かに超える、美しく洗練された空間が広がっていました。

ブライダルリング専門店『サロン・ド・ルシェル』と、それに併設された工房。

きれいにディスプレイされたジュエリー、無駄なく配置された専門機材、使い込まれた道具、それを取り巻く空間の隅々にまで宿る“ものを大切にする姿勢”が、訪れる人の胸を打つ。

2階フロアへ上がると、床は全面あたたかみのある無垢材で統一され、部屋ごとに異なる風合いを楽しめる遊び心まで散りばめられています。

驚くべきは、この建物の外観から内装のデザイン、図面の手配まで、すべて一人の男が手がけたという事実。
それだけではありません。店内の家具や職人たちが向かう作業台までもが、彼が自ら木材を厳選し、加工して作り上げたハンドメイド。

「専門の会社に頼むと、自分の頭の中にある理想のイメージとどうしてもズレが出てしまう。それなら自分で作り方を調べて、作っちゃった方が早いなと思って」。

そう言って少年のように笑うのは、有限会社Factory Eden(ファクトリーエデン)の代表、千々岩修二(ちぢいわ・しゅうじ)さん。

人並み外れた「もの」への愛情とこだわりを持つ彼ですが、実はジュエリー加工の技術を含め、そのすべてのクリエイティビティを誰に教わるでもなく「独学」で突き詰めてきました。
今回は、常識にとらわれず、自らの手で道を切り拓いてきた千々岩さんの歩みを紐解きながら、ファクトリーエデンが描くこれからの100年、そして共に未来を創る新たな仲間への想いを伺いました。

つくることが「残る」仕事を求めて


佐賀県に生まれた千々岩さんは、幼い頃から絵画や工作が得意で、自分の頭の中にあるイメージをカタチにしていく作業が何より好きな少年だったそう。

そんな彼が学校卒業後に選んだのは、料理人の世界。
自らの創造性で食卓を彩り、空間を演出することに充実感を覚えていたという。
しかし、心には常に、ある漠然とした引っかかりがあったと言います。

「料理はどれだけ美しく作っても、食べてしまえばその場から消えてしまう。自分が創り上げたものが、誰かの手で長く愛され、ずっと先の未来まで残っていく。そんなものづくりをしてみたい」。

時を同じくして、千々岩さんはバンド活動にも熱中していました。
「いつかはメジャーの舞台へ」という夢を追いかけ、自身の感性と音楽で、観客に特別な時間と空間を届けることに没頭する日々。しかし、メンバーの離脱という現実が訪れ、その道は突然途絶えてしまいます。

大きな喪失感の中で、千々岩さんの目を引きつけたのは、バンド活動を通じて日常的に身に付けていた「シルバージュエリー」でした。

デザインや素材、細かな装飾を眺めるうちに、「これ、自分でも作れるんじゃない?」という純粋な好奇心が芽生えたのだそう。
当時はシルバージュエリーがブームで、書店に行けば、専門雑誌や作り方の情報が手に入る時代。
必要な道具を一通り揃え、見よう見まねで彫金を始めたという千々岩さん。
しかし、彼の「趣味の延長」は、普通の人間のそれとは熱量が違いました。

ある日、雑誌の誌面で自分と同世代のジュエリークリエイターが活躍している記事が目に留まる。その瞬間、胸の奥の点と点がつながりました。
「これを趣味で終わらせたくない。仕事として本格的にやってみたい」と。

独自の学びは、千々岩さんの圧倒的な感性によって一気にブランドへと昇華していきます。自分のために作っていた装飾品は、いつしか「誰かのためのジュエリー」へと進化を遂げ、ここに『Factory Eden(ファクトリーエデン)』が誕生したのです。

東京か、地元か。「技術」を武器に掴んだ覚悟

ブランドを立ち上げたものの、技術は独学。
サラリーマン勤めの経験もない千々岩さんにとって、販売方法や営業的ノウハウも皆無。
当然、誰かが手取り足取り教えてくれるわけではありません。

千々岩さんは出来上がったジュエリーを携え、時計宝飾を扱う店舗へ直接出向いては「うちの商品を置かせてほしい」と手探りの営業を続けました。

「もちろん、最初からうまくいくわけがありません。九州の中だけでいくら動いても、ブランドの認知はなかなか広がりませんでしたね」。

それでも諦めきれず、あらゆるジュエリー店や工房、宝飾品店舗を足で見て回り、展示方法、PRの手法、価格設定、売り方に至るまで、どん欲に情報を吸収し続けたのだそう。
そんな時、独学のままもがく千々岩さんの情熱を揺るがすような、知人の一言が。

「本気でブランドを大きくしたいなら、東京を拠点にしないと無理だよ。ファッションや流行の先端はあっちなんだから」。

地域性やローカル性が武器になりにくいアクセサリーの分野において、東京へ出るか、地元に留まるかは、ブランドの死活問題でした。
考え抜いた末、千々岩さんが下した決断は、「地元・佐賀に残り、ジュエリー加工の“技術”を軸に生きる」という道。
流行を追うブランドではなく、オーダーメイドや請負加工といった、圧倒的な技術力で選ばれる工房を目指す決意をしたのです。

起業してからの3年間は、得られる仕事もわずかで、気持ちの面でも金銭面にもゆとりのない茨の道だったといいます。

しかし、そんな日々の中で千々岩さんの心を支え続けたのは、
「成果はゼロでも、経験は残る」という強い信念でした。

どんな困難な挑戦であっても、自分で動いてみなければ分からない。
でも、やったことすべてが、自分の糧になる。その愚直なまでの行動力が、ファクトリーエデンの基礎を創り上げていきました。

一人では届かない場所へ、共に挑む

苦しい黎明期を支えてくれたのは、後に妻となる早織さんの存在でした。

「自分は完全な職人肌なので、サービスや商品に『値段をつける』という感覚に疎いところがあって」

「原価や一般的な相場は分かっても、その加工にどれだけの時間と手間暇、そして職人の技術が注がれているか。その作業価値を含めた適正な価格設定は、彼女が客観的な視点でサポートしてくれました」。

職人としてのこだわりと、経営を成り立たせる客観性。
互いの得意を活かし、不得意を補い合う絶妙なバランスを得たことで、事業は一気に加速します。

2003年、千々岩さんが20代半ばの若さで「有限会社Factory Eden」を設立。
徐々に主軸となる事業を拡大し、工房の移転、そして念願の販売店舗の立ち上げへと歩みを進めました。

事業が広がるにつれ、自社のホームページやパンフレットといった広報ツールの内製化にも着手します。ただ、これもすべて千々岩さんの独学というから驚きです。

プロの制作会社が作ったと言われても誰も疑わないようなクオリティの裏には、「理想のイメージを100%カタチにしたい」という熱意を感じます。
かつては、その圧倒的な制作ノウハウを見込まれ、他社のホームページ制作や空間デザインを請け負ったこともあるのだそう。

ジュエリーという枠を超え、目の前にあるすべての「もの」へ徹底的に向き合う。これこそが、千々岩修二というクリエイターの真髄なのでしょう。

そのこだわりから生まれた『サロン・ド・ルシェル』は、オリジナルブライダルリングの製作やジュエリーリフォームを通じて、お客様の「人生の特別な瞬間」に寄り添う唯一無二の専門店となりました。

現在は工房でのワークショップも開催しており、佐賀方面を訪れる観光客が、自分たちの思い出をカタチに残すオリジナルアクセサリー作りを体験できる場所として、とても注目されているのだそう。

九州屈指の設備環境で、一生ものの職人になる

現在のファクトリーエデンの強みについてお訊ねしたところ、千々岩さんは確固たる自信をのぞかせます。

「一番の強みは、ジュエリー加工設備の充実度です。加工設備に関しては九州一を目指しています。他店では『うちでは加工できない』と断られてしまうような高度で複雑な作業も、私たちの工房であれば、すべて一気通貫で完結させることができることを最終目標としています」。

ピカピカに磨き上げられた最先端の機材が並ぶ工房は、これから職人を目指す人間にとって、これ以上ない最高の学び舎です。
製品の基本的な製造はもちろん、難易度の高いセッティング、最後の仕上げに至るまで、ジュエリーメイキングのすべてを遮るものなく、その手で体得できる環境がここには整っています。

そして、千々岩さんのクリエイティブな挑戦は、自社だけに留まりません。

3年前には、長崎県島原市で長く続く時計宝飾店をいちからリブランディング。
島原発のオリジナルブライダルリングをお客様自身で手作りする姉妹店『しろとうみ』の総合プロデュースを手がけました。

ブランドコンセプトからロゴデザイン、SNSを使った広報戦略、さらには工房への設備導入のサポート。そして技術指導にいたるまで、千々岩さんが培ってきた「独学の結晶」を惜しみなく提供。

ブライダルリングの最終仕上げや複雑な加工をファクトリーエデンがバックアップする形で、地域の老舗店舗に大きな付加価値を加えたのです。

「今後は、こうした技術とノウハウを地方の店舗へ提供し、オリジナルリング受注の受け皿づくりも拡げたい」。千々岩さんはそんな展望も語ってくれました。
これからのファクトリーエデンは、単なる工房ではなく、地域のものづくりを支えるハブとしての役割も担っていくのかもしれません。

求めているのは、経験ではなく「人と話すことが好き」という心

確実な成長を続けるファクトリーエデンでは、これからの工房を担う新たなジュエリークリエイターを募集しています。
求める人物像について、千々岩さんに伺うと、少し意外な答えが返ってきました。

「年齢やこれまでの経験は特に問いません。未経験でも大歓迎です。
むしろ、ジュエリーの世界を全く知らない、まっさらな状態の方のほうが、技術の吸収も早くて、柔軟に成長していける面もあると思いますね」。

ジュエリー職人と聞くと、黙々と机に向かう寡黙な姿を想像しがちですが、本当に必要な資質は別にあると千々岩さんは言います。

「手先の器用さも大切ですが、それ以上に私たちが求めているのは『人と話すことが好き』だという気持ちです」。

「私たちの仕事は、お客様の想いを聴き、それをカタチにすること。ただ技術があるだけでなく、お客様や一緒に働くスタッフとしっかり言葉を交わし、気持ちを汲み取れるコミュニケーション力が、良い職人になるための何よりの条件です」。

入社後は、先輩職人のサポートのもと、簡単な加工や道具の扱い方からスタート。
お客様との打ち合わせに同席しながら、デザインの提案や接客のスキルも段階的に身に付けていくことができます。
焦る必要はありません。

九州屈指の設備と、目の前のものに徹底して向き合う先輩たちが、あなたの挑戦を全力で支えます。

「ぜひ一度、うちの工房や店舗を見に来ませんか?とりあえず雰囲気を見てみたい、少し仕事を体験してみたい、という希望も大歓迎です。佐賀ののんびりとした空気に触れ、プロの設備を目の当たりにして、スタッフの人柄を感じてもらう。そこから自分の未来をイメージしてもらえたら、これほど嬉しいことはありません」。

目指すは、100年続く企業。若き情熱にバトンを渡す

「私たちが目指すのは、100年企業です」

インタビューの最後に、千々岩さんはこれからの大きな展望を語ってくれました。

「自分自身がいずれ現場を離れたとしても、ここで培われた技術やこだわり、ものづくりの信念が、未来のスタッフたちへしっかりと受け継がれて、長く続いていく会社にしたい。
まだ創業して20数年の若い会社ですが、その土台は確実に強くなっています。
今は目の前のお客様のご要望に応えることで手一杯ですが、今度は、新しく入ってくるスタッフたちのフレッシュな感性やオリジナリティを活かした、自社ブランドも打ち出していきたいですね。
もちろん、スタッフの熱意は会社がしっかりバックアップします」。

ファクトリーエデンでは、遠方や県外から「本気でものづくりの世界へ飛び込みたい」と願う志に応えるため、社員寮(単身用住み込み寮)も完備しています。

「決して大企業のような待遇ではないかもしれないけれど、安心して長く技術を磨き続けられる環境づくりや、福利厚生の充実を常に目指しています」。

かつて、ふと目にした一冊の雑誌から、独学でたった一人で始まったものづくりの旅。

それは今、佐賀の地で地域の方々をはじめ、全国からの問い合わせに対応できる彫金工房となり、たくさんの人々の「永遠の記憶」を紡ぐ場所になりました。

あなたの手で創り出した輝きが、30年後も、50年後も、その先も輝き続ける。

そんな、人生をかけるに値する誇り高き職人の世界へ、一歩を踏み出してみませんか。
ファクトリーエデンは、あなたの真っ新な情熱と「覚悟」を、心から待っています。



【 有限会社 Factory Eden 】
HP:https://f-eden.com/
Instagram:https://www.instagram.com/factoryeden/

紡ぎての添え書き(編集後記)

取材を終えた今も、あの工房の胸が高鳴るような空気感が忘れられません。
千々岩社長の技術へのこだわりはまさに桁違い。それを支える最先端の機械設備が美しく並ぶ光景は、まるで宇宙ロケットや戦闘機のコックピットに潜り込んだかのような、男の子も女の子もきっとワクワクしてしまう秘密基地そのものでした。

これほど贅沢な機材の選定や日々の徹底したメンテナンス、そして職人がパフォーマンスをフルに発揮できるような労働環境や福利厚生(単身寮まで!)への投資を惜しまないのは、すべて「ここで働く仲間に、最高の環境で楽しく技術を磨いてほしい」という千々岩社長の深い愛情があるからだと思います。

現在はメモリアルリングの製作や請負加工に特化していますが、将来的には、新しく入る仲間のフレッシュな感性や個性を自由に表現できる「Factory Edenオリジナルブランド」の再開も視野に入れているとのこと。
あなたの「つくりたい」「やってみたい」という情熱をどこまでも受け止め、カタチにしてくれる柔軟性と未来が、この場所には間違いなくあります。
未経験だからと不安に感じる必要は一切ありません。このコックピットの主役になって、一生モノのワクワクする旅へ、あなたもその一歩を踏み出してみませんか。

募集要項

会社名有限会社Factory Eden(ファクトリーエデン)
勤務地佐賀県佐賀市多布施(マイカー通勤可・U/Iターン歓迎、遠方からの応募に対応する社員寮完備)
仕事内容オリジナルブライダルジュエリー・ペアリングの製作補佐、ジュエリーのリフォーム・修理加工、接客およびワークショップ(制作体験)の運営サポート。
給与・待遇正社員:月給 190,000円〜300,000円(※経験・能力を考慮の上、決定。昇給・賞与あり、各種社会保険完備)

アルバイト・パート:時給 1,030円〜1,200円(※勤務日数・時間は応相談、正社員登用制度あり))
勤務時間12:00〜20:00(休憩時間45分、残業は繁忙期のみ2時間/日程度)
休日・休暇週休2日制(木曜定休)、希望休2日/月、年末年始休暇、夏季休暇、有給休暇
応募資格学歴不問、職種・業界未経験歓迎!

「ものづくりが大好きで、一生物の技術を身に付けたい方」
「職人仕事に興味があり、様々な年齢層の人とコミュニケーションを取るのが好きな方」

手先の器用さに自信がなくても、経営理念に共感できる熱意ある方をお待ちしています。
有限会社 Factory Eden

九州佐賀・福岡のアクセサリー・ジュエリーショップ。

佐賀市内にある自社工房を拠点とし、県内外からシルバーアクセサリーや貴金属ジュエリーのブランドアイテム販売、オーダーメイド、修理リペア&ジュエリーリフォーム、カスタムまで幅広く対応している。