食・農業から日本の課題に向き合う 株式会社JIMONOが仲間を募集します

なりたい職業NO,1が、「農家」ってなる次代へ
憧れの仕事として、『農業』を挙げる子どもたちがどのくらいいるのだろう。
某企業が毎年行う、『大人になったらなりたいもの』調査において、トップテンはおろか、上位30位にも、上位50位にも、その職業名は出てこない。
この現状に向き合い、“次世代へ繋ぐ持続可能な農業”を目指した『産直流通事業』を推進する株式会社JIMONO。
その創業者である西尾 要(にしお かなめ)さんに、農業の現状と課題、JIMONOの将来展望について話を伺った。
変えたくないから、変えていく、生産者支援事業会社として

「農業って、良くも悪くも“変わっていない”分野なんです。一方で、日本社会は人口減少・産地の高齢化が進み、農業人口も減ってきている。だから今はすごく大きな転換期かなと」
2019年の創業から、今年で5年目を迎えるJIMONOの代表 西尾さんは、日本農業の抱える社会的課題に触れ、自身が見てきた生産者の今を語ってくれた。
「農家さんって職人的な方が多くて、良い作物を作るけれども、流通~販売まで苦手な方が多いんです。今までの日本の農産物流通の仕組みが生産する人と流通販売する人が会うこともなく、完全に分かれていたからという背景もあります。だから、こだわって野菜やくだものをつくっている生産者さんの思いやその価値を、食べる人にも共有することが大事だと思うんです」
この現状と課題にまっ直ぐ向き合い、“つくる人と食べる人を最短距離で繋ぐ”流通ネットワークの構築から、新たな販路づくりを進めるJIMONO。
ただ、農産物の卸・流通といった事業の大枠に捉われず、つくり手の背景や、出荷する野菜・くだものの魅力を追及すると同時に、他とどう違うのか、何が良いから美味しいのか、など生産農家のブランディングをおこない、安定供給可能な生産体制を提案することもサポートする。
そして、その一つひとつを産地が再生産可能な適正な価格で販売することで、“生産者の安定した経営基盤”を創り出す。
これがJIMONOの使命であり、つくり手のやりがいにつながる一歩だと西尾さんは考える。
地域に残る田畑の風景を、次の世代にも残していけるように、農業の今と向き合い、変えるべき“過去のカタチ”は変えていく。
株式会社JIMONOは、その新たな流れを共に創造する、西尾さんの“右腕”を求めている。
現役若手農家の将来展望をひろげることが、生産者支援の第一歩

前職はキャリア支援などの人材サービスをおこなう会社で、主に複数の新規事業の立ち上げや運営に関わってきたとのこと。
「私自身の“強み”は、組織作りや経営の支援です。元々、そういう仕事に携わってきたので自然とそのノウハウを身につけてきたように思います。担当する新事業を確実に推進していく中で、これからの生き方や大切にしたい仕事の軸が少しずつ見えてきて、40代を目前にしたころから、改めて自身の今後について考えるようになったんです。よく仕事における成長のステージとして“20代は基礎・30代は応用・40代は積み重ねたものを発揮する”と言いますよね。私も人生のターニングポイントがあり、自分のこれからとじっくり向き合いました」
様々な想いの中で、西尾さんの『やりたいこと・出来ること・やるべきこと』これら全てが繋がり、自身で導き出した答えが農業分野におけるJIMONOの事業だったという。
「かねてから関心のあった農業・食の分野で自身の強みが活かせればと考えるようになり、新たな生産・流通スキームを提供するJIMONOを立ち上げました」
法人で運営している農業生産法人から個人や家族単位で生産を行う中小規模の生産者の方々へ、自社の目指す農業のカタチをお聞きし、販路の拡大や変更など、マーケティングやブランド化の準備やポイントを伝え、実際の顧客と繋げる販路拡大までの支援を行う西尾さん。
「既存農家の経済面・経営面の将来性が見えてくることで農業を続けていけるし、そういったところには新規就農者が増え、産地や農業全体が潤っていく、結果的に日本が抱える農業の様々な課題の解決に繋がると信じています」
地域の“農と食の文化の発展に貢献する”ことをミッションに、これまで事業展開を進めてきた株式会社JIMONO。
2019年当初は、福岡県宮若市を拠点に、近郊の生産農家を中心とした支援を行ってきたが、現在、その取り組みは沖縄を含めた九州全域にまで広がり、サービスの幅や販路も大幅に増加している。
共にJIMONOを育んでくれる方へ

JIMONOの仕事について流れを伺うと、「月の半分くらいは宮崎・熊本・大分・佐賀と九州各地の産地に足を運び、生産者の方々と販売や生産計画、人の雇用など経営面の打ち合わせを行っています。残りの半分は卸先や加工業者、小売店バイヤーへの提案や商談を進めて、販路を拡げているイメージでしょうか」
産地開拓から販路開拓までを、メンバー3人でほぼワンストップでこなすJIMONOさん。
今回の“右腕”募集にあたり、応募者へ一言。
「私自身、九州が大好きで、基本的には“九州の良いもの美味しいものを全国に”という想いがあります。なので、九州愛にあふれ、一緒に夢を育んでくれる方のご応募をお待ちしています」
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お任せしたいことは、「販路コーディネート業務」です
九州各地の生産者のもとへ訪問し生産計画や出荷計画のヒアリングから販路の説明
PCを使って商品提案書の作成(フォームあり)や見積書の作成
定期的なバイヤーとの商談、商品提案、需要のヒアリング
受発注および関連する業務
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生産者やバイヤーとのコミュニケーションがとても大切になります
相手との信頼関係が構築でき、レスポンスの早い対応ができる方
九州各県への訪問など、長距離の車の運転も発生しますので運転が苦では無い方
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ホームページ:https://jimono.jp/
この記事の執筆者

ninatte事務所
ninatte九州の運営事務局です。銭湯跡地、旧梅乃湯を拠点に活動中♨事務局ライター数名で日々記事を更新しています。