
こんにちは!ninatte九州事務局のあいです。
このコラムは、ZINE(ジン)を1つ作ってみたもののまだまだZINEについて知らないことばかりの筆者が、
ZINEを知りに京都の本屋さんを巡る旅の続編です。
さて、本日は京都の本屋さん巡り2日目♪
今日はどんな出会いが待ってるのかな〜と思い宿泊先の外に出ると…
おお…なんと
真っ白!!!!!!!

京都人も驚きの積雪日。
なんていい日に京都へきたことだろう!
カメラっ子の筆者は、写真を撮る手が止まりません…

お花もずっしり、重そうです。

ここはどこの雪国…??いいえ、京都の有名な鴨川です。
いやいかんいかん。今日は今回の旅行で自由に動ける最終日。
止まってばかりいては進めない。
今日は、一乗寺に行く日です。
一乗寺といえば恵文社…筆者が十数年前、近くに住んでいた頃足繁く通った本屋さんです。
全国にファンのいる有名な本屋さん。
今回の旅で訪れるか少し迷いました。
十数年前の感動を今の自分が感じることができるだろうか。
お店も変わっているかもしれないし、自分も変わっているかもしれない。
昔の感動は、得られないかもしれない…
……いやでも、行ってみよう!
今回の旅の目的はいろんなZINEにふれること。恵文社でもZINEは取り扱っている。
いろんなこと考えず、とにかく行ってみよう!!!
この日もスタートは珈琲屋さん。
恵文社に行くために乗る叡山電車、出町柳駅の乗り場付近に前々から行きたかった珈琲屋さんがありました。
雪の日であることが、店員さんやお客さんとのおしゃべりを楽しくします。
寒さの中にあたたかい珈琲。これがまたすごくいい珈琲屋さんなんだな。
ついゆっくりしたくなるところだけど、今日の目的を果たすべくお店を後にします。
叡山電車、出町柳駅
おおお…!!なるほどもう少しでバレンタインだから?(この日は2/8。)ハートが光っている。
それがまた雪でいい感じに…筆者が撮影しないわけがありません。

よく見ると100周年の文字も。叡山電車開業100周年。それはそれはまたいい時にきたものだ。
恵文社一乗寺店
電車に乗り、一乗寺で降車。道はもちろん覚えてました。
よぉぉぉし!駅をでたらぎゃん行ってぎゃん行ってぎゃん行って…
…
というような曲がり角は全く無く、恵文社のある方向へひたすら真っすぐ。笑。(この表現、熊本の方ならおわかりですよね…?)
途中カヌレの型が頭にささった雪だるまを発見したり、
十数年前から変わらずある雑貨屋さんを目にして驚いたり、
雪が何十センチも積もった車を発見し、どうやって車を発進させるんだ…?!
と雪に慣れてない筆者はそんなことを考えたり。(余計なお世話!)
数分歩き、恵文社へ到着。

わーっ懐かしい。看板、青だったかなぁ。勝手に茶色だと思っていた自分。記憶って、あいまいなものだなぁ。
とかなんとか思いながら中に入り本を見回します。すると…
・・・
・・・
もう自分が最初に思っていたような悩みなんてすぐにふっとびます。
いやいやいや…変わってるかもとか感動しないかもとか?
そんなこと考えること自体がまっっったくの無駄。
ただただ目の前にある本達に感動。
あれもこれもどれもそれも手にとってみたい本の数々。
わーっこれは時間足りないよ…
店内を見回してるうちに、小一時間はあっという間に過ぎた気がします。
いやいやいや今回の目的はZINEを探すこと。
気を取り直し、よし見るぞ…とちゃんとチェックしました。
当時は気にしていなかった、けれど確かに存在していたような気もする「little press」の札がかかったコーナー。

きっと昔から、あったんだろうなぁ。当時の自分は、一般の書籍であろうがZINEであろうが、全て同じ本として見ていました。
初めて出会った作家さんのアートブック、気になったZINEを買い、お店を後にします。

ここで購入したZINE。中の文章が一部読めて、ちょっと見えない…!が購読心をくすぐる表紙の作り方。装丁家・川名潤さん制作のリトルプレス。
ここは丸1日いても足りないくらいの本屋さんだ。やっぱり自分にとっては偉大な本屋さんであることを再確認。
行ってよかった!!!
歩いて5分程度の場所にあるマヤルカ古書店、シェア型本屋さんである一乗寺BOOK APARTMENTへ。
ここで出会った店主さん、親切な棚主さんにバスの乗り方を教えてもらい、
ZINEを探してるならここは行ったほうがいい、とおすすめしてもらっていたホホホ座浄土寺店へ。
ホホホ座浄土寺店
実は教えてもらったバスには乗れたものの、降りる予定のバス停で1日乗車券が見当たらず何停か降りすごした筆者。
バス券がみつかったバス停で降り、せっかくならと付近をうろうろ散策。
再び浄土寺へ戻るバスに乗り、到着したときにはあたりは真っ暗に。
雪の寒さも手伝ってちょっと心細い…そんな思いを感じていたとき、見つけました。

ほほほほほほほほほほほほ・・・・・・・
これはこれは記憶している本屋さんの中で一番大きな看板。インパクト大。
ほほほが縦にも横にも…ほほほほほほ…ほほほぉぉ…。(つい連呼したくなるほほほ。ほほほの数、何個でしょう?)
とそんな看板に驚いたところで
中明るいなぁ、と身体が引き寄せられるように入ります。
筆者:「こんにちは〜」
出迎えてくれたのは笑顔の素敵な店主さん。この心細さをほっこり包みこんでくれる。そんな印象でした。

ひしめき合う本の数々。宝物を探しにいくような感覚です。
さっそく本を見ます。わーっ聞いてた通り、ZINE・リトルプレスたくさんあるなぁ。
書籍も見てみよう。料理コーナー。見たことない本だなぁ…おっこれはバーコードなし。ISBN※なし。
ということはZINE…
おっとここにも?
あれ?これも……??んん?ここここここ
こ、ここは一般の書籍の中に、普通にZINEが存在している!!!
いや、他の本屋さんでももちろんそういうところはあります。
驚いたのは、その量が圧倒的に多いこと…!!!!
一般の書籍と思って見ていると、突如ZINEがひょいひょい顔出しにやってくるのです。
はーっこれはこれはまた出会ったことのない本屋さんに来れたものだなぁ、と
本を購入するタイミングで店主の山下さんにお聞きします。
(この方、実は書籍も多数発行されている、かつて多くのファンに惜しまれつつ閉店した「ガケ書房」を開かれた方です。本屋にあまり詳しくない私もこの本屋さんの名前は知ってました。)
「買う人にとっては小発行であろうがそうでなかろうが、関係ないですからね。」
とのこと。あーそうだなぁ。私も、ZINEという存在を知るまでは、ZINEだろうがそうでなかろうが同じ感覚で見ていた。
あーそうか、ここの店主さんは
バーコードがあるとかないとか、ISBNがあるとかないとか、そんなこと関係ない。
そんなところに差を付けずに、全てを同じ「本」として扱ってるんだ。
ZINE・リトルプレスを一般の書籍と同じように扱っている。
その存在価値を認め、そのものが持つ本当の『価値』をみてくれている。
なんだかそんな、みんなを平等に温かく見守って包み込んでくれるような感覚。
ここに入って感じた、温かみはそんなところからきている。
そんな気がしました。

目にとまった「雪の詩集」(サウダージ・ブックス発行)、山下さんが執筆された本「ガケ書房の頃 完全版」(筑摩書房発行)を購入。
お店を後にし帰りのバスに乗り、まだ雪の残る京都の町並みを眺めつつ
本でずっしり重くなった紙袋を手にぼんやりと考えます。
あぁ、本当に個性豊かな楽しい本屋さんにたくさん出会えた旅だった。
全部福岡に持って帰りたい。みんなに話したい。
決して執筆は得意ではない。
でも今、今回の旅で出会ったあれこれを伝えたいという想いは十分にある。
今自分にできることをすることが、次のZINE制作につながるかもしれない___。
その想いが今、この執筆につながっている。
ZINEを巡る旅は一旦終了。
※ISBN…書籍を1冊ずつ特定し、管理するための13桁のコード。ZINE・リトルプレスにはついていないので一般の書籍と見分けるひとつの判断基準になる。
記事・あい(Instagram:@ai_to_eye_design)
ZINEフェス福岡に向けて準備中。Instagramでは、旅の途中の写真も配信予定です♪
※こちらの記事はお店の許可を経て掲載しております。
今回ご紹介させていただいたお店
・恵文社一乗寺店
HP:https://www.keibunsha-books.com/
Instagram:@keibunsha_books
住所:京都市左京区一乗寺払殿町10
・ホホホ座浄土寺店
Online shop:https://hohohozazaza.stores.jp/
X:@hohohoza
住所:京都府京都市左京区浄土寺馬場町71
営業時間・店休日等はHP、SNSでご確認下さい。
- 京都にあるシェア型本屋さん
恵文社一乗寺店から徒歩約5分。
ここに、シェア型本屋さんと呼ばれる本屋さんがあります。
シェア型本屋さんでは、棚主さんと呼ばれる方がそれぞれの棚に自分のおすすめする本を置いて販売しています。
個性豊かな小さな本屋さんにたくさん出会える場所です。
店主の北本さんはとてもお話ししやすく、ほっこりした店内。カフェスペースもあります。
一乗寺に行かれた際にはぜひ、お立ち寄りくださいね。
Instagram:@bookapa_kyoto X:@BOOKAPA_kyoto1
HPはこちら
住所:京都市左京区一乗寺大原田町23-15
営業時間・定休日等はHP、SNSでご確認下さい。

これまでのコラムはこちら
【棚からぼたもZINE出店レポ】初めてのZINE作り・ドキドキの初出店
【レポ】ZINE作り✕リソグラフ印刷WS体験記① 【ZINEを作る人ってどんな人?】





