【正社員求人】「他と違ったことをやりたいなら、石がいい」クリエイティブを共に広げる仲間募集。オガタストーン

株式会社オガタストーン
あらゆる『石の困りごと』に応える石材加工の専門企業

足元の敷石、ビルの壁、橋のたもと。
石は、いつも風景の中に静かに佇んでいて、変わらないことが当たり前のような顔をしています。

けれど、その石が曲線を描くとしたら。光を透かすとしたら。

「石」という言葉から連想するものの、まだ何倍も先に、この素材の可能性は広がっています。

「石という素材を扱える仕事って、実はとても少ないんです。だからこそ、他と違ったことをやりたいんだったら、石がいいんじゃないかって思います」。

そう語るのは、ものづくりの文化が色濃く残る福岡県八女市の「オガタストーン」で2代目社長を務める緒方康幸さん。

大学卒業後、23歳でこの世界に飛び込み、29歳で先代から会社を継ぎました。
前編で紹介した職人・高倉さんをはじめとする信頼するスタッフたちとともに、石という「扱う人の少ない素材」の中に、どのような可能性を見出し、仕事の幅を広げてきたのか、お話を伺いました。

石とともに育ち、石を楽しみ続ける

周辺には八女の特産である美しい茶畑が点在し、すぐ近くには木工や和紙、竹細工、
提灯、石の灯篭といった伝統的なものづくりの工房や職人が今も多く暮らす町、八女市。

そんな歴史と手仕事が深く根ざすここに、オガタストーンが久留米から拠点を移したのは平成10年のこと。
現在は、ギャラリーも併設し、加工設備の充実した自社工場を構えています。

緒方さんが家業に加わったのは、建築系の大学を卒業し、関東で過ごした時期を経て福岡に戻り、別の会社に勤めたあとのことでした。

「私、2代目になるんですよ。当時29歳だったんですけど、交代してもう19年になりました。父がもともと建築現場で石を扱う職人で、そこからはじまりました。この仕事を家業としている家庭に生まれて、幼いころから最高の環境を用意してもらったなと思っています」。

会社の歴史を語る緒方さんの表情は、どこか少年のようで、心からこの仕事を楽しんでいることが伝わってきます。

「石」と名のつくものの最後の砦でありたい

通常、石材加工の業界は「建築資材」「社寺の石敷」「お墓」など、それぞれの専門分野に特化するのが一般的です。

しかし、オガタストーンは違います。

「建築だけ、お墓だけ、という枠にはめたくなかった。地域の、そして全国のあらゆる『石の困りごと』に応えたい。その一心で、カバーする領域を広げてきたんです」。

緒方さんが目指したのは、「石」と名のつくものすべてに対応できる会社でした。

「先代が工事現場で培ってきたノウハウがあって、設計をやって、実際にものを作る。作ったものを自分たちで現地に取り付けるという一貫性のフローも確立できていたので。石と名のつくものはすべて、どんな状態でも対応できるような準備をしようと」。

「お城の石垣だったり、神社の鳥居だったり、狛犬の彫刻だったり。五つ星ホテルの大理石工事とか、どんな依頼でも対応できる、そういう会社づくりを目指そうと思ったんです」。

工場の敷地内には、国内外から集まった数え切れないほどの種類の石がズラリと並びます。さらに驚くのは、海外の現地まで緒方社長自らが出向き、数十トンもの大きな「原石」を直接仕入れて自社工場で一から加工していることです。

もちろん、幅を広げることは簡単ではありません。

「幅広くやるのは、サービスとしてはいいと思うんですけど、その分の厚みが必要になってくるんです。一個一個を深掘りしていかないといけない。だからスタッフたちも大変だと思います。でも、うちのみんななら、やってやれないことはないんじゃないかなって」。

同業者やデザイナーからの相談も多く、石のことで困ったときにオガタストーンに行けばなんとかなる、という実績を着実に積み上げていっています。「石加工の最後の砦」として頼れる存在」を目指し、これからも挑戦は続きます。

独学で見つけた石の可能性、「全員が作家」になる仕組み

緒方さんは芸術学部の出身でも、設計事務所の経験者でもありません。ただ、建築の中でも近代建築、石材やレンガでできた歴史的建造物が、昔からずっと好きだったそうです。

「別に芸術学部を出たわけでもなく、設計事務所にいたわけでもなくて。本当にただ好きだったから、ずっと描き続けてきたんです」。

本や独学で学びながら、ラフスケッチを描き続ける日々。

それが少しずつ、建築設計事務所やデザイナー、コーディネーターの目に留まるようになり、空間デザインの仕事や、建物のデッドスペースを活かす提案の依頼へとつながっていきました。

「彼らはその道のプロなので、そこからまたデザインを……盗むというとあれですけど(笑)、そんな考え方があるんだなって。幅広くやらせていただいたからこそ、幅広い知識が入ってきたと思います」。

緒方さん自身、「The Carve」という名前で、石という素材そのものと向き合い、作品として形にしていく創作活動を続けています。

そして、ものをつくる楽しさを自分だけのものにしないのが、緒方さんの面白いところです。

「自分で構想して、思い描いたものを絵に落として、イメージしながらものを作る。予算管理の中でやる仕事とは、ちょっと別のアーティスト活動なんですよね。そういったところを社員に養ってほしかったので、アニュアル(社内作家展)というのを作りました」。

6年前から続く年に一度の社内作家展。
今年のテーマは「ランタン」。
工場のスタッフだけでなく、設計・積算のスタッフ、そして総務のスタッフまで、全員が30cm四方という条件の中で、天然石やレンガ、タイル、時にはガラスや鉄も組み合わせて、石あかりをデザインします。

「総務の子たちは、当然ものを作ったことなんかないです。でも、こんなのもあった方がかっこよくないかな、こんなのもあった方がおしゃれじゃないっていう感覚が、急に芽生えてくるんですよ」。

1次選考はラフスケッチなので、石材加工の経験がなくても、描くことさえできれば挑戦できます。

小さな創造の種をまき続ける仕組み。

最終的に選ばれた作品は、本物の商品としてマーケットに送り出されることもあります。
全員が意見を出し、全員で会社を育てる。
このフラットで風通しの良い環境があるからこそ、一人ひとりの発想を生かしながら、会社全体でものづくりに向き合う風土が築かれています。

石の可能性を伝え、デザインの幅を広げる

工場の外には24トンもある大きな石が並べられています。

そのそばには同じ石とは思えないほど、表情の違うサンプルが置かれています。ツルツルするほどに磨き上げられた面。薄くきられたもの、磨き方や切り方、仕上げ方ひとつで、石は驚くほどに表情を変えます。

「これは薄く切り出して磨いています。こういうサンプルを持って、デザイナーさんや設計の方のところに、お話をしに行かせてもらっています」。

ひとつの石が見せる、何通りもの表情。それを知ってもらうことが、そのまま相手のデザインの選択肢を増やすことにつながります。デザインの話になると、緒方さんには、大切にしているスタンスがあります。

「僕はデザインが好きですけど、デザインってずっとブラッシュアップされて、アップデートされていくじゃないですか。若い人たちには新しいデザインの情報がたくさん入ってくる世の中になっていて、ずっと上塗りされていく」。

「そこで勝負をするんじゃなくて、そういう方たちに、自分の好きなデザインの幅をもっと広げてほしい。うちはずっと、ヒントを出し続けられる会社でいたいなと」。

その理念を、もっとも分かりやすい形にしたのが、自社開発商品「レコストーン」です。

天然石の質感を持ちながら、薄いシート状に仕上げた内装材。
海外企業と組んで3年をかけて開発し、反りを防ぐ独自の技術まで作り込んだこの商品は、今では内装業界からも高く評価されています。

ふと見上げると、天井にもレコストーンが飾られていました。従来は施工が難しかった壁面や天井にも、石の質感を取り入れる可能性を広げています。

石は分厚くて重い。そんな固定観念を覆す一枚が、ここから生まれました。

見て、触れて、知る。未経験から磨いていく技術

昨年、オガタストーンの工場には169名もの設計士やデザイナーが見学に訪れました。座学と工場見学、あわせて3時間ほどをかけて、石という素材の可能性を、実際に見て、触れて感じられる貴重な時間となっています。

「アポを取って訪問しても、限られた30分、1時間の中で、当社のことをどこまで話せるか。自社を紹介できるのは、ここのホームグラウンドが一番いいんですよ」。

言葉で伝えるより、見てもらう方が早い。
その考えは、採用の場面でも同じです。
技術は一朝一夕で身につくものではありません。だからこそ、10年、20年と先を見据えて、じっくり人を育てていきたいと考えられています。

「特別な知識や経験、資格は何もいりません。普通自動車免許(AT限定可)さえあれば、スタートラインは全員同じです。大型免許やフォークリフト、クレーンなどの業務に必要な資格は、入社後に会社のサポートでいくらでも取得できます」。

長く働いていきたいと思えるような、環境整備にも妥協はありません。
残業は月平均5時間程度とほとんどなく、17時にはピシャリと仕事が終わる。
自分の時間や家族との生活も大切にしながら、長く働き続けられる環境がここにはあります。

石の可能性を、一緒に楽しみませんか

緒方社長が求めるのは、スタート時点の技術力ではなく、「コツコツと目の前の仕事に向き合える素直さ」と、「ものづくりが面白そう」という素朴な興味です。

「若手も女性も、それぞれの時代や個々の感性で、石を通じて人々の暮らしを創造し、演出できる。そんな職場を僕たちは目指しています」。

どんな場所かもっと知りたいと思った方は、まずは八女の工場見学で石の迫力、職人たちの手仕事、緒方さんをはじめとする社員のみなさんの石との向き合い方や社内の温かい空気をあなた自身の肌で感じてみてください。

石の可能性を広げていくこと、それを一緒に楽しめる方を、オガタストーンは待っています。



【 株式会社オガタストーン 】
HP:https://www.ogatastone.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/ogatastone_japan/

紡ぎての添え書き(編集後記)

少年のように目を輝かせて仕事を楽しみながら、石の世界を牽引するリーダーでもある。緒方社長は、そんなエネルギッシュな方でした。
その熱は、社長ひとりのものではありません。工場ですれ違う職人さんたちが生き生きと手を動かす様子からも、オガタストーンという場の”盛り上がり”が伝わってきました。「創り手の歩み」で紹介した高倉さんもまた、この空気の中で腕を磨いてきた一人です。

石という、長く残る素材と向き合うオガタストーン。その現場には、ものづくりの熱がありました。まずはその空気感に触れに、オガタストーンまで足を運んでみてはいかがでしょうか。

募集要項

会社名株式会社オガタストーン
勤務地〒834-0066 福岡県八女市室岡1297-3
仕事の内容
(※応募の際は、どの職種を希望するかフォームへご記入ください。 )
【①工場内作業(正社員:未経験者可)】
○工場内製品加工石・タイル・レンガを材料として、機械を使い切断、磨き等を使い加工をして頂きます。
○記念碑やモニュメントを製作時には手加工もあります。〇表札や銘板などに文字を彫り込む加工もあります。
○現場への搬入もして頂くことがあります。
資格:普通免許(あれば尚可)

【②設計・製図工(正社員)】
○建築、記念碑、モニュメント、オブジェ、墓石等の企画や デザイン及び設計
○現場調査、電話応対、打ち合わせ
○予算書作成
*相手の意図する事柄をくみ取り、図面に書き落としていただきます。
※本人の希望や能力により他部署への異動可
必要な経験:トレースの知識。実務経験は無くてもかまいません。
PCスキル:エクセル基本操作、習得されているソフト(CAD以外も)をご教示ください

【③営業(正社員)】
○既存顧客への定期訪問
○新規顧客開拓
*人と話すのが好きな方、約束や時間をしっかり守れる方
資格:普通自動車運転免許

【④運送業務(正社員)】〈急募〉
○現場への資材の配送業務
○資材の引取
○工場内作業補助
資格:普通自動車運転免許(AT限定可/準中型免許以上)。小型移動式クレーン・玉掛け資格保有者歓迎

【⑤積算事務(正社員)】
○積算業務
○事務作業(資料作成等)
※石材の特徴を知っていただく為、工場内及び現場の石材加工に携わっていただく場合があります。
資格:普通自動車運転免許(AT限定可)。エクセル・ワードの基本操作
雇用形態正社員
賃金(手当等を含む)①③④⑤200,000円〜260,000円
②200,000円〜350,000円
就業時間変形労働時間制(1)08時00分〜17時00分
休日日祝他。隔週土曜日休日:※会社規定年間日程表による。年間休日数:91日
年齢①③④⑤制限あり(〜44歳以下)
②制限あり(〜59歳以下)
備考応募前の職場見学、歓迎します。
株式会社オガタストーン

福岡県八女市にある、全国のあらゆる『石の困りごと』に応える石材加工の専門企業。ギャラリーも併設し、加工設備の充実した自社工場を構えている。

創業当時より天然石の加工および工事を行い続け、一般建築から社寺建築、墓石、モニュメントまで石と名の付くものすべてを取り扱う。